他の人のいいところを受け入れていくには自分に余裕がないと難しい。
余裕というのはさまざまで金銭的余裕もあれば精神的余裕もある。
では精神的余裕を持つにはどうすればいいのか。
まずは自己効力感を高めることが大切なんです。
褒められやすい自分になる!
謙虚であることや控えめであることが長らく美徳とされてきた日本。
最近はそうでもない、と感じることが多いのだが、私たちの世代は多かった。
その世代が育てる子供(今の経済の中心になってくる世代)にも少なからず影響はあるように思う。
そしてその孫世代が社会を回す中心になる、そう遠くもない将来は美徳とされてきた考え方は薄れているだろうけど、その時代になるまでに少し意識しておきたいところを書いてみる。
謙虚さが売りの私たちは褒められると「いやいや、まだまだです」「そんなことありません」と否定しがち。
これを言われると褒めた側は褒めづらくなるんですよね。
今までのビジネススキルを教える研修などでは褒める側にスキルを求めていました。
例えば他の人が言っていたよ、と言って褒めたりすると受け入れやすいよ・・・など。
褒める側の努力ももちろん必要だが、褒められる側も褒められやすい自分でいた方が断然いい。
褒められたら「ありがとうございます!」と素直に受け入れよう。
褒める側からすると、こう言われたらどんどん褒めたくなるんだから。
自分の発言や行動は選べる
頭にパッと浮かぶ思考、心が動く感情は自分の意思ではなかなか変えられないですよね。
そもそも変える必要もないんです。価値観は人それぞれ。思っちゃうのは自由です。
でもそれをそのまま言葉にしたり、行動に移したりすることで他の人が傷ついたりするのであれば言葉や行動を選ばないといけません。
思っちゃうことは意思の力では選べないが、発する言葉や行動は選べます。
頭に浮かんじゃう思考は今までの育ってきた環境や生きてきた環境によって影響することが多いんですね。
それを「環境のせいだから」「人生がうまくいかないのは親が悪い」「世の中のせい」みたいに思うこともあるかもだけど、そのあたり捉え方を変えてみたいところ。
反射的に思っちゃうのは仕方ないので、ネガティブだったり、他責思考な捉え方をしてしまった時には、「あ、今の私、状態悪いっぽい」「捉え方ネガティブになってんな〜」と他人事のように思ってみてください。
そうすることで反射的にネガティブな反応や他責思考な反応を出さずに済み、相手を不用意に傷つけることはなくなります。
そしてひとつ一つの相手を思っての小さな発言、行動の積み重ねが自分を作っていき、いつの間にか思考や感情も発言や行動に揃っていくんですよね。
形から入ることも大事とか、楽しいから笑うのではなく笑うから楽しいのだ、など言われることと同じです。
何か思考が浮かんだ時、反射で言葉を発したり、反射で行動を起こすのではなく他人事のように自分を見てみる。
これをぜひ習慣化させてください。
もう一つ大事なのはネガティブな自分を決して否定しないこと。
それをやっちゃうと存在価値を否定してしまうことになるので、自己肯定感が下がってしまいます。
繰り返しますが、あくまでも思っちゃったネガティブな思考を他人事のように眺める訓練をすることが大切。
そして反射で発言や行動を出すのではなく相手のことや周りのことを考えて「選ぶ」を意識し習慣化することで心にも余裕ができます。
その余裕があると多様な考えを受け入れられるようになっていくんですよね。
ちょっとずつでも意識して日々を生きてほしいなと思います。
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hako 女性
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