達成困難なことを任せてもらえたなら絶対やる!の一択である。
それを経験するのは若ければ若いほどいい。
だんだん年齢を重ねると体力はもちろん、ここぞという時の胆力も無くなってくる。踏ん張りが効かなくなってくるのだ。
私は何かを依頼されたら出来ませんと言いたくない!という負けず嫌いな性格もあり色々と経験をさせてもらってきた。
でもそもそも任せてもらえない事もありますよね・・・。
上司ガチャ
大変だけど任せてもらえるのはまだいい。
管理職の男性割合が多いと男性が上司であるケースがほとんどになる。そしてどうしても困難な仕事は同性である男性の部下に頼みがちになる。
そもそも女性部下と男性上司の場合、困難なことを任せてもらえない事も多いのだ。
じゃぁ、どうすればいいのか?!
自分で困難を作りに行くしかない!
任せてもらった事が普通にこなせる程度のものならば、それを普通にこなせないレベルに引き上げて成果物を納品する。
どうにもならないガチャはもちろんあるけど「この上司の元では成長できない」なんて思っている人がいればそれは自分次第でどうにでもなる。
具体的な例として私がマクドナルドで社員になったばかりの頃の話をしてみようと思う。
その当時、夏場にマックシェイクをお得に販売するキャンペーンを実施していた。
キャンペーンが始まると大量のシェイクミックス(シェイクの素)を発注しなければならなくなる。
1ケースあたり20㎝×20㎝ほどの大きさのダンボール、重さも4kgか5kgか(うろ覚え)。
キャンペーンの間は1ケースがあっという間になくなるので、小型店だったとしても1週間に100ケース弱(うろ覚え)は必要だったりする。
最低限の仕事なら足りなくならないように発注すれば良い。
ここで発注担当だった私が考えたことを書いてみる。
考え方を応用してもらえると嬉しい。
・消費期限が2週間だったので2週間で使い切れるように発注数を分散する計画を立てる
(キャンペーン間近ではなく、2週間前から搬入していく)
・週に2回の配送、しかも店舗がオープンする前の早朝に配送なため、その日に配送したものを冷蔵庫に運び入れるメンバーを確認して量を加減。
(力自慢担当の日は多め、女性担当の日は少なめに!)
・冷蔵庫の収納面積にも限りがあるのでそこも計算
・シェイクミックス以外の在庫は極力減らす
・キャンペーン2週間前が一番冷蔵庫内が空いてくるので清掃しやすくなるため掃除の時間を取っておく
1つの業務でも最善、ベストを考えて実行する。1つ1つにこだわるからこそ、ベストを尽くしたことが実力となり自信となるのだ。
私も昔は自信がなかった
女性に多いと言われるのがインポスターシンドロームというアンコンシャスバイアスです。
インポスターシンドロームとは小さい頃からの育ってきている環境に左右され自分に自信が持てず過小評価してしまうことを言います。
私の場合、母親は基本的に褒めるのが下手な人。そして父親にも褒められた記憶がない。
2人には愛されていたとは思う。でもいつでも味方だとは思えなかった。
その頃のエピソードを一つ。
真っ白いセーターの肩のところをクラスのガキ大将的存在の男の子に黒板消しで叩かれたことがあった。
もちろん真っ白いセーターはチョークの粉まみれ。
家に帰って母親に汚れた原因を話すと「あんたが何かやったから叩かれたんでしょ」と言われる。そんな環境だった。
学校でのガキ大将の振る舞いが嫌すぎて神経性胃炎を患い、学校に行きたくない!と訴えてみても、そんなこと言ってないで行きなさい!と言われるばかり。
原因もないのに暴力を振るわれるということが母親には理解できなかったのだろう。
そんな日々を過ごしていたある日、授業参観日があった。
ガキ大将の家庭は複雑で親御さんは来ていなかった。それもあってか、ガキ大将は机の上を飛び回り下敷きのへりで大人しい女子の頭をガンガン叩き周り始めたのだった。
うちの母親はそれを見てやっと私の言っていたことを理解してくれた、なんてこともあった。
私は運の良いことに父親の転勤で兵庫県から福岡県の小学校に転校できた。
福岡の少し田舎だった小学校では女子が強かった。男子を呼び捨てにしてガンガン遊ぶ。
その環境変化のおかげと16歳から始めたマクドナルドのアルバイトが大きく影響して自己効力感高めな今の私が形成されている。
この記事を書いた人 Wrote this article

hako 女性
ご覧いただき、ありがとうございます。 16歳で始めたマクドナルドのアルバイトから上場企業取締役になるまでの様々な葛藤や男性社会の中でキャリアを積んできた経験からの気づきをお届けします。 このサイトが皆様のキャリアデザインのヒントになったなら、そして女性活躍を推進させたい会社の方々のヒントになったなら、とても嬉しいです。